夢を見ると

その人の頭の後ろに

絵が広がる。

そんな気がするのです。

みんないろんな夢や希望を持っていて

それはささやかで小さいかもしれないけれど

普段の何気ない生活の中にそんなのがプカプカ浮いていて

風船みたいで

その風船みたいな絵のような揺らめくものがみんなどんどん増えたらいいなあと

思うときがあります。

夢を作っていくのは

そんな風船みたいな何かを

この世の中に引っ張り出して行くことみたいな気がします。

面倒でも大変でも、

コツコツと引っ張り出していって

私は必ず自分の世界をお見せしたいなあと思っています。

この前電話で

これまでと同じではいけない。

夢は広がる。

そういわれました。

宇宙は毎日膨張していく。

様々な執着のようなものや

引きずるものを

ハサミでチョキチョキしながら(笑)

ちょっとずつ身軽になる。

子供たちが巣立つまでは

巣を死守した

旅だったら今度は新しい巣を作る。

今度の巣は

子育ての巣ではない。

新たな何かを生むための巣で

それは簡単ではないし厳しいけれど

コツコツ構築するのも楽しい。

子供たちを守るための巣はもう必要ないので

今度は子供たちが自分の巣を作るので

親鳥は黙って離れて

今度は自分のための巣を作る。

友のあたたかさ

友の優しさ

友の苦しさ辛さ

友の笑顔

みんなの顔が浮かぶので

私はなんて幸せ者か。

来年

今年とは違う広がりのある世界をといわれて

それは安易なことではないから

またしんどい毎日になるのはわかってるのですけれど

命にめあてがあるのなら

恨み辛みや変な固執や偏った気持ちに左右されない

翼をパタパタできるくらいのゆとりのある表現をまずはしたい。

そうしてそのあとは

大きく羽ばたけるような翼を持ちたい。

それは地位とか名誉とかじゃなくて

ただ、作りたい世界を体現していくこと。

この前社長が

成功するかなあ?と言った。

でも、私はそんなことは眼中にはなくて

体現していけるかなあ

そんなイメージを描いてた。

厳しい世の中

社長はいつも

「20年前に出会ってたらもっと羽ばたかせることができた」

みたいな話をするので(笑)

そのときは無理だ。

私はヒナを抱えて必死だったから。(笑)

今だからこそできますね。

許された時間の中で頑張ることは

その期間が長いとか短いとか

若いとか年を取ってるとか

関係ない。

実際しっかりと親から教育を受けさせてもらった若い人たちでも

諦めで方向転換してる人もおられるし

それはそれでいいのです。

無学なおばちゃん作家が

不思議なご縁でいろんな事が起きるのは

コネとか企みとかではあり得ない。

ただあるのは

辛くて嫌になったりやめたいという想いを

バイトしながらでも続けたという単純な事と

あと、頭の上の風船みたいなものがどんどん広がるから

それを出したいというエネルギーだけかもしれない。(笑)

賢く生きると言うことはできてない。

いつもピーピー言って貧乏かもしれない。(笑)

でも、それでも

夢の風船は誰にも負けないよ❗️って笑えるくらいのエネルギーが枯れない。(笑)

多分それだけだ。

他に資産もなんにもない。空っぽだ。(笑)

笑えるくらいだ。

誇れる美貌もないし特別な後楯があるわけでもない。

でも、そのときそのときに出会った恩人たちがおられて

だからこそ

狭い工房も

暑い夏の日に整備してもらったことや

手製の旋盤もらったことや

それはもう数えきれないご恩があるので

だからこそ私は

中途半端に投げ出さない。

ご恩返しは色々ある。

うまく気が回らない私だけれど

与えてもらった種は必ず芽吹かせる。

そしていつか

必ず

小さくてもいいから花を咲かせたい。

ただそれだけなのだ。

ただそれだけなのだ。