無くても良い10連休

写真は今夕のもの。いつもながらの感想。空は見飽きない。ず~と見ていられる。さて、きょうから10連休だ。政府が主導したものだが、腑に落ちない連休である。世論調査では、半分近くの反対がある。そうだろうと思う。その理由を列挙したい。 1.非正規雇用労働者の場合は、収入が減る原因となる。この期間だけ、掛け持ち(副業)をする労働者が増えそうだ。 2.公立学校はベタで休みなので、親が出勤の場合、家庭の負担が増える。保育所が休みならなおさらだ。働くシングルマザーが多い。 3.シフト制のサービス産業は、社員それぞれの家庭事情を汲まなければならない。だから、シフト作成が普段以上に難しくなる。10連休期間中、パート有給休暇を取りやすい職場なら良いが、かき入れ時という時季でもあり、そうでない企業が多い。 10連休だけの期間で計算すれば、経済効果はプラスと見られている。外出が増え、家に閉じこもっても暇なりに金を使う。が、その後の反動減を計算すれば、プラマイゼロではないか。痛みを強いられるひとがいるならば、無くても良かった10連休だ。国が挙げて一斉に休む休暇制度にも賛成できない。個人と企業個別に選択して、全体最適を実現する、非正規含めて有給休暇取得率を上げる施策こそが王道だと考える。5月中には、すべての労働者に、労働者の希望する日に5日間の有給休暇を取得させる法律が良かった。